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メキシコ赴任の生活費はいくら?工場勤務駐在員が月30万円貯金できた実例

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工場勤務からメキシコへの赴任が決まったとき、最初に頭をよぎったのは「生活費は日本とどれくらい違うのか」でした。

「物価が安そう」というイメージはあっても、実際にいくらかかるのかはよくわかりませんでした。

ネットで調べても駐在員向けの記事ばかりで、工場勤務の自分とは生活水準が違いすぎて参考にならないことも多かったです。

自分はメキシコ・モンテレイの日系工場に約3年間駐在した経験があります。

工場勤務10年、高卒、スペイン語ゼロからのスタートでした。

結論から言うと、毎月30万円前後の貯金ができました。

日本にいたころとは別人のような家計です。
この記事では、実際に使った生活費の内訳と、なぜそれだけ貯金できたのかをそのまま公開します。

この記事でわかること
  • メキシコ赴任の毎月の生活費の実額(家賃・食費など項目別)
  • 日本より安いもの・高いものの実態
  • 工場勤務の駐在員が実際にいくら貯金できたか
  • 家族帯同でも貯金できるかどうか

メキシコ赴任中、毎月の貯金額は25〜35万円で推移していました。平均すると30万円前後です。

日本にいたころの月の貯金額は5〜8万円程度だったので、3〜5倍になった計算です。

理由は2つあります。

ひとつは収入が増えたこと。
海外赴任手当や危険手当が上乗せされ、手取りで日本の1.5〜2倍ほどになりました。

もうひとつは、住居費がほぼゼロになったこと。


会社が借り上げ社宅を用意してくれたため、実質的な家賃負担はほとんどありませんでした。

「物価が安いから貯金できる」というイメージがあるかもしれません。

実際には安いものと高いものの差が大きく、単純に「メキシコは安い」とは言い切れない部分があります。その詳細は後半で公開します。

目次

【早見表】メキシコの生活費は月いくら?

まず全体感をつかんでもらうために、毎月の支出の早見表を出します。

項目月額(目安)
家賃1万円
(残り会社負担)
食費(自炊)3〜4万円
外食費2〜3万円
通信費7,000〜1万円
光熱費0円
(会社負担)
交通費(Uber中心)1〜2万円
日用品・雑費1〜2万円
合計約9〜13万円

日本での一人暮らしと大きく変わらない水準です。

ただし、家賃が10,000円というのが最大のポイントです。

日本で一人暮らしをすると家賃だけで6〜10万円かかります。
その分がそのまま貯金に回りました。
各項目の詳細は次のセクションで解説します。

メキシコ赴任の毎月の生活費を全公開

家賃

会社が借り上げ社宅を用意してくれたため、自己負担は10,000円でした。

物件は日本人駐在員が多く住むエリアのセキュリティ付きマンションです。

現地の相場では月15〜20万円クラスの物件を、会社が負担してくれていました。
これが貯金できた最大の要因です。

食費(自炊)

月3〜4万円程度でした。

現地のスーパーで買う野菜・肉・卵などは日本より安く、自炊メインであれば食費を抑えやすい環境です。

ただし日本食や輸入品を買い始めると一気に跳ね上がります。
詳細は後半で触れます。

外食費

月2〜3万円ほどでした。

現地の食堂やタコス屋は非常に安く、100〜200ペソ(700〜1,400円前後)で十分な食事ができます。
週に数回、気分転換に外食しても大きな出費にはなりませんでした。

ただし、日本食よりも油・塩をたくさん使用しているので駐在約3年で10kg太ってしまいました…💦

通信費

画像引用:https://www.rcrwireless.com/20141120/featured/att-interested-nextel-mexico-tag5

月7,000〜1万円程度です。

メキシコではTelcel(テルセル)やAT&T Méxicoの月額プランが使えます。
日本のキャリアに比べると割安で、データ通信も問題なく使えました。

光熱費

渡しの場合は、会社負担のため光熱費は0円でした。

モンテレイは夏の気温が40度を超える日もあるため、エアコンの電気代が予想以上にかかりました。
冬は逆に暖房費がかかります。
私の会社は光熱費負担してもらえましたが、光熱費はゼロにならないコストとして最初から計算に入れておくべきだと思います。

交通費(Uber中心)

月1〜2万円程度でした。

メキシコではUberが非常に安く、日本のタクシーの3分の1以下の感覚で使えます。

車がなくてもUberだけで日常生活は十分に回りました。

日本と比べてそこまで安くないですね。
もっと物価が安いイメージでした

自炊する分には安いんですが、日本食や輸入品に手を出すと一気に跳ね上がります。
メキシコは”安いものと高いものの差が激しい”というのが正直な感想です

メキシコ駐在員がもらえる手当・補助の全種類

生活費の話と並んで重要なのが、収入がどれだけ増えるかです。

会社によって異なりますが、一般的な日系メーカーの駐在員には以下の手当が付きます。

手当の種類内容(目安)
海外赴任手当基本給の20〜50%上乗せ
危険手当月3〜10万円程度
住宅補助会社が全額負担(ケースによる)
食事補助月1〜3万円程度
帰国交通費年1〜2回分の航空券支給

これらを合わせると、日本勤務時の手取りに比べて月15〜25万円ほど増えるケースが多いです。

貯金できた理由の本質はここにあります。
生活費がそれほど下がらなくても、収入が増えた分がそのまま残ります。

日本より安くて助かったもの

Uber・タクシー代

これが一番助かりました。

日本でタクシーを使うと初乗り700〜800円、少し移動すると2,000〜3,000円はかかります。

メキシコのUberは市内移動で200〜400ペソ(1,400〜2,800円)程度ですが、移動距離を考えると体感はかなり安かったです。

現地の外食(タコス・食堂)

現地の食堂やストリートフードは破格の安さです。

タコスは1個20〜30ペソ(140〜210円)、定食は100〜200ペソ(700〜1,400円)前後で食べられます。

日本のランチ相場(800〜1,200円)より安く、満足度も高かったです。

人件費

清掃や洗濯を頼める家政婦(ヘルパー)を雇えるほど人件費が安いです。

週2〜3回来てもらっても月1〜2万円程度で済む場合があります。

自分は利用しませんでしたが、家族帯同の駐在員の間では一般的な選択肢でした。

日本より高くて驚いたもの

日本食・輸入食品

これが一番の誤算でした。

日本のスーパーで100円台で買える醤油やみりんが、メキシコのアジア系スーパーでは500〜1,000円することがあります。

インスタントラーメンや日本米も同様で、日本食を毎日食べようとすると食費が一気に跳ね上がります。

カップラーメンは日本の3倍ほど値段が高いです。

日本食は「たまにの楽しみ」と割り切ると、支出を抑えやすくなりました。

日本語対応の医療費

日本語が通じるクリニックや日本人向けの医療機関を使うと、費用が高くなります。

会社が医療費補助をしてくれるケースが多いですが、緊急でない限り現地の医療機関を使う方が出費を抑えられます。

日系・高級レストランでの外食

日本食レストランや高級店になると、日本と同じかそれ以上の価格帯になります。

「せっかくメキシコに来たから」と毎週通っていると、月の外食費が倍以上になりました。

週1〜2回程度に絞るのが現実的なラインでした。

実際に毎月いくら貯金できたか

ここが一番読んでほしいところです

日本勤務時の貯金(月平均):5〜8万円

工場勤務の手取りは月22〜25万円ほどで、家賃・生活費を引いた残りが5〜8万円程度でした。

メキシコ赴任後の貯金(月平均):25〜35万円

手当込みの手取りが月40〜45万円前後に増え、生活費は9〜13万円程度に収まりました。差し引きで25〜35万円が毎月残りました。

  1. 住宅費が格安だった(最大の要因)
  2. 海外赴任手当・危険手当で収入が増えた
  3. 娯楽費や無駄遣いが日本より少なくなった

逆に、一時帰国の費用と日本食・輸入品代で出費が増えた月は貯金が20万円台に落ちることもありました。
年間を通じた平均が30万円前後という感覚です。

工場勤務でもそんなに貯金できるんですね。
給料が高い人だけの話かと思っていました

実態は収入より支出が構造的に減ることが大きいです。
格安家賃・手当プラスの組み合わせは、給料の高い低いに関係なく効きます

家族帯同だと生活費はどう変わるか

自分は単身赴任でしたが、同僚の家族帯同ケースを参考に整理します。

インターナショナルスクール費用

子どもがいる場合、最大の出費がインターナショナルスクールです。

モンテレイの日系・英語系スクールは年間150〜300万円程度かかるケースが多く、月換算で12〜25万円ほどです。

会社が一部補助するケースもありますが、全額ではないことも多いです。

食費・日用品の増加分

4人家族になると食費は月5〜8万円程度に増えます。

特に子どもが日本食を好む場合、輸入食品代が積み重なります。

それでも貯金はできるか

スクール補助が手厚い会社であれば、家族帯同でも月10〜20万円の貯金は可能なケースが多いです。

スクール費用の会社補助額を事前に確認してから帯同を判断するのが、家計管理の基本になります。

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メキシコ赴任で一番お金がかかったこと

一時帰国費用(年2回・計30〜40万円)

会社が航空券を支給してくれても、帰国中の国内移動・外食・買い物で意外と出費がかさみました。

1回の帰国で15〜20万円前後かかった月は、貯金が大幅に減りました。

年2回帰国すると年間30〜40万円の出費になります。

渡航前の準備費用(初年度のみ・10〜20万円)

赴任前のワクチン接種、現地での生活立ち上げ(日用品・電化製品の購入)などで、初年度は10〜20万円ほど余分にかかりました。


2年目以降はほぼかかりません。

日本食・輸入品(月1〜3万円)

気を抜くと月3万円を超えることもありました。

日本食ロスを抑えるために「週1回だけアジア系スーパーに行く」とルールを決めると、出費を月1万円前後に抑えられました。

車関係(会社負担の場合は0円)

会社が社用車を用意してくれる場合は負担ゼロです。
自分で購入・維持する場合は月3〜5万円程度かかります。

駐在条件を事前に確認しておくべきポイントのひとつです。

現地採用と駐在員では収入・生活費はどう違うか

同じメキシコで働いていても、駐在員と現地採用では収入と生活水準が大きく異なります。

項目駐在員現地採用
月収(目安)40〜60万円(手当込み)15〜25万円
住宅補助会社負担が多い自己負担が基本
帰国航空券支給ありなし
貯金のしやすさ高いやや難しい

現地採用は住宅を自分で借りるため、家賃が月8〜15万円かかります。

収入も駐在員より低いため、貯金できる額は限られます。

「メキシコで働いて貯金したい」という目的なら、駐在員として赴任できるルートを探す方が現実的です。

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よくある質問

メキシコの物価は日本より安いですか?

一概には言えません。
現地の食材や外食は日本より安いですが、日本食・輸入品・高級レストランは日本と同水準か高いケースもあります。

「安いものと高いものの差が大きい」というのが正直な感想です。

メキシコの家賃はいくらですか?

日本人が住む安全なエリアでは、月15〜25万円程度が相場です。

駐在員は会社が負担してくれるケースが多く、実質0円になることもあります。

現地採用の場合は自己負担になるため、生活費の中で最大の出費になります。

メキシコ赴任で貯金はしやすいですか?

駐在員として赴任できれば、かなり貯金しやすい環境です。

住宅費の会社負担と各種手当の組み合わせで、日本勤務時の3〜5倍の貯金ができるケースもあります。

家族帯同でも毎月貯金できますか?

インターナショナルスクールの補助など、会社の福利厚生次第です。

スクール費用を会社が手厚く補助してくれる場合は月10〜20万円程度の貯金は可能です。

赴任前に条件を詳しく確認することをおすすめします。

駐在員と現地採用では収入にどれくらい差がありますか?

月収ベースで2〜3倍程度の差があるケースが多いです。

駐在員は手当込みで月40〜60万円になることもありますが、現地採用は15〜25万円前後が一般的です。

住宅補助の有無も含めると、生活水準の差はさらに大きくなります。

【まとめ】メキシコ赴任は「生活費の不安」より「貯金できる経験」だった

赴任前は「メキシコで生活できるのか」という不安が正直ありました。

でも実際に住んでみると、住宅費の会社負担と各種手当のおかげで、日本にいたときより圧倒的に貯金できる環境でした。

生活費そのものは日本の一人暮らしとそれほど変わりません。

変わったのは収入の構造でした。

物価が安いから貯金できるのではなく、支出の固定費(家賃)が限りなくゼロになり、収入に手当が上乗せされるから貯金できます。

「海外赴任したら生活が苦しくなるかも」と心配している方には、むしろ逆だったと伝えたいです。

まず生活費の不安を消してから、海外赴任をフラットに考えてみてください。

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この記事は筆者の実体験および現地での生活をもとに執筆しています。
金額はあくまで目安であり、会社・赴任先・時期によって異なります。

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