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【工場にろくなやつがいない】は本当?10年働いて分かった「まともな人がいる職場」の見分け方

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工場で働いていると、仕事そのものより人間関係のほうが嫌になる日があります。

今日も同じ人に理不尽なことを言われて、家に帰ってから思い出して、また腹が立つ…

そんな夜を過ごしているのではないでしょうか?

工場にろくなやつがいないのではありません。

ろくでもない人が目立つ職場に長くいると、工場そのものが嫌に見えてくるのです。

同じ工場勤務でも、職場が変われば人の質も空気もまるで違います。

この記事でわかること
  • 「工場にろくなやつがいない」と感じてしまう本当の理由
  • 人間関係が最悪な職場に共通する4つの特徴
  • 理不尽な人から自分を守る、戦わない方法
  • まともな人がいる職場をどう見分けて、どう移るか

自分は工場で10年働きました。

休日出勤を代わったのに「そんなこと言った覚えがない」と言われ、人の倍働いたこともあります。

その後で部署が変わり、そこで初めて「ここは普通に人として扱ってくれる」と気づきました。

まともな人がいる職場は実在します。

見分け方さえ分かれば、10年も我慢する必要はありません。

工場にろくなやつがいないと感じる理由と、職場を変えて変わったことを説明する4コマ漫画

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目次

「工場にはろくなやつがいない」 自分もそう思っていました!

ヘルメット姿の上司が指をさして怒鳴り、うつむいて聞いている若い工場作業員のイラスト

自分も長いあいだ本気でそう思っていました。

工場という場所そのものに問題があるのだと決めつけていた時期があります。

理由は単純で、そう思わせる人に何度も当たったからです。

言い方がきつい人がいる、くらいなら流せます。

自分がきつかったのは、こちらが真面目に応じるほど損をする形になっていたことでした。

休日出勤を代わったのに「そんなこと言った覚えがない」

一番忘れられないのは、休日出勤の交代です。

口の達者な先輩に「今回だけ代わってくれないか」と頼まれました。

次は代わるから、と言われて引き受けました。

自分の休みは消えましたが、次があるならと納得したのを覚えています。

問題はその次でした。

自分が代わってほしいと伝えると、こう返ってきます。

「そんなこと言った覚えがないけどな」

証拠は何もありません。
口約束だけです。
結局その月、自分は人の倍働きました。

腹が立ったのは、休日が減ったことではありません。

言った言わないの世界では、口が上手いほうが必ず勝つと分かってしまったことです。

自分にできたのは、次から引き受けないことくらいでした。

ただ、断れば断ったで「付き合いが悪い」と言われます。

どちらを選んでも損をする。

この閉じた感じが、一番こたえました。

自分には早出を求めるのに、本人はギリギリに来る

もう一つ、事例としてあげます。

その人は「勤務時間より早く来て準備しておけ」と言います。

言われたとおり早めに出ていました。

ところが本人は始業ギリギリに現れる。

そして段取りができていないと、理不尽に怒ってくる。

自分にだけ厳しいルールがあって、本人はその外側にいる。

おかしいと思っても、言い返せば面倒なことになるのは目に見えていました。

周りも気づいてはいました。

ただ、誰も言いません。

言えば次は自分が標的になるからです。
こうして、おかしいことがそのまま続いていきます。

うちにも似た人がいます。
こういうのって我慢するしかないんでしょうか?

当時の自分は我慢しました。
ただ、あとで分かったのは、その人が特別なんじゃなくて、そういう人が通用してしまう職場だった、ということです

仕事より人間関係のほうが嫌になっていった

こういうことが積み重なると、変化が起きます。

ライン作業自体はきついですが、体を動かしていれば時間は過ぎます。

自分が嫌だったのはそこではありませんでした。

気が重くなるのは、いつも人のことでした。

不良が出た日でも、原因を追いかけている時間は嫌ではありませんでした。

手を動かしている間は、余計なことを考えずに済みます。

しんどいのは、出勤しているときでした。

家を出て会社に向かっているあいだ、足が重くなる。

着いて作業が始まってしまえば動けるのに、向かう時間だけがつらい。

仕事が嫌なのではなく、その場所に行くのが嫌になっていたのだと思います。

仕事内容が理由で辞めたいのか、人が理由で辞めたいのか。

ここが混ざったままだと、次の選択を間違えます。

工場そのものが嫌なのだと思い込んで業種ごと変えると、給料だけ下がって、また同じような人に当たることもあります。

順番として、まず切り分けてください。

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「工場にはろくなやつがいない」となぜ感じるのか?

「工場にはろくなやつがいない」となぜ感じるのかを表すイメージ

ここがこの記事で一番書きたかったところです。

工場で働く人の人格が、他の業界より劣っているわけではありません。

そう見えてしまう仕組みが、現場の側にあります。

口約束が記録に残らない

工場の現場は、書面ではなく口で回ります。

シフトの交代も、段取りの引き継ぎも、ちょっとした頼みごとも、その場の会話で決まっていきます。

メールも議事録も残りません。

これは効率がいい反面、弱点があります。

あとから言い分を変えられても、証明する手段がないのです。

事務職なら、依頼はメールで残ります。

日付も文面も動かせません。
現場にはそれがない。
人と人の記憶だけが証拠になります。

そして記憶は、都合よく書き換わります。

自分の休日出勤の一件は、まさにこれでした。

悪意ある人が特別に多いというより、口約束だけで動く現場では、こういうことが起きやすくなります。

口が達者な人ほど得をする場面がある

記録が残らない世界では、勝つのは正しい人ではありません。

話がうまい人です。

同じ出来事を説明しても、声が大きくて、先に上司に伝えて、自分に有利な言い方ができる人の話が通ります。

黙って作業していた側の言い分は、あとから出しても遅い。

早出の件も同じ構図でした。

自分にルールを課しておいて、本人は守らない。

それでも通ってしまうのは、その人がうまく立ち回っていたからです。

真面目に働いている人ほど損をする。

この感覚が積もると、「この職場にはまともな人がいない」という結論に行き着きます。

念のため書いておくと、話がうまいこと自体は悪いことではありません。

問題は、その力が人を動かすためだけに使われて、後から言い分を変える道具になっている場合です。

同じように口が達者でも、間に入って場を収める人もいました。

数人の目立つ人が、職場全体の印象を作る

そしてもうひとつ。

これが一番大きいかもしれません。

職場全体がひどいのではなく、数人が目立っているだけというケースがあります。

人間関係が最悪だと感じる職場には、だいたい次のような人がいます。

職場を悪く見せる人何をするか
新人や派遣にだけ強く当たる人立場の弱い相手を選んで当たる。
上司の前では態度が変わる
ミスを犯人探しに変える人原因を直すより、誰のせいかを先に決めたがる
陰口を広げる人その場にいない人の話を、休憩のたびに配って回る
自分のルールを他人にだけ課す人早出を求めるが本人は守らない。
口約束は都合よく忘れる

こういう人が2人か3人いるだけで、職場の空気は変わります。

周りは巻き込まれたくないので黙る。

黙ると、その人たちの声だけが残ります。

結果として、その職場にいる全員がろくでもないように見えてくるわけです。

実際には、黙っている人の中に普通の人がたくさんいます。

自分の前の職場にも、静かに助けてくれる人はいました。

ただ、声が大きい数人のほうが記憶に残ります。

人間関係が最悪な職場というのは、悪い人だらけの職場ではなく、悪目立ちする人を誰も止めない職場のことなのだと思います。

自分もそう見えていました。

でも、あとになって分かったことがあります。

工場そのものに問題があるとは限りません。

「そういう人が目立つ職場」と「そういう人を放置しない職場」では、同じ工場勤務でも働きやすさがまったく違います。

なぜ、誰もその人を止めないのか

不思議に思う人もいるはずです。

おかしいと全員が気づいているのに、なぜ放置されるのか。

自分が見てきた限り、理由は3つありました。

ひとつは、その人が仕事はできる場合があること。

段取りが速い、機械に詳しい。

現場は数字で回っているので、多少の態度は目をつぶられます。

もうひとつは、上に立つ人が現場を見ていないこと。

事務所にいる時間が長い上司には、休憩室で何が起きているかまでは届きません。

届いたとしても、当人同士の相性の問題として片づけられます。

最後に、人手が足りないこと。辞められたら困る、と思われている人は強くなります。

この3つが重なると、その人のやり方が職場の標準になります。

逆に言えば、どれか1つでも欠けている職場では、同じ人がいても悪目立ちしません。

工場にはろくなやつがいないと感じていた自分が、職場を変えて分かったこと

収入・時間・気持ちのゆとりを取り戻して前向きになった作業服の男性

ここからが、当時の自分に一番伝えたい話です。

異動先では、仕事をしていれば公正に評価された

10年働いたあと、自分は国内の別の部署へ異動しました。

最初は身構えていました。
どうせどこも同じだろう、と思っていたからです。

実際は違いました。

仕事をこなしていれば、こなしたぶんだけ公正に見てもらえる。

声の大きさではなく、やったことで判断される。
誰に対しても、人として同じように接する。

特別に恵まれた職場だったとは思いません。
ごく普通のことです。

ただ、その普通が前の職場にはありませんでした。

分かりやすかったのは、ミスが起きたときの反応です。
前の職場では、まず誰のせいかを決めていました。

異動先では、どこで止められたかを先に確認します。

同じ不良が出ても、その後の空気がまるで違いました。

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同じ工場勤務でも、空気が全然違った

驚いたのは、やっている仕事はほとんど変わらなかったことです。

同じ会社、同じ製造の現場、似たような作業。

違うのは人と空気だけ。

それだけで、朝の憂うつがなくなりました。

作業が楽になったわけではありません。

夜勤は夜勤ですし、忙しい時期は変わらず忙しい。

体はきついのに、気は重くない。

この状態があると知らないまま10年過ごしていたのだと、そのとき初めて思いました。

たまたま当たりの職場だっただけじゃないですか??

その可能性はあります。
ただ、少なくとも自分は『工場はどこも同じ』という思い込みが間違いだったと知りました。
同じ会社の中ですら、これだけ違ったので

「工場だから人間関係が悪い」わけではなかった

異動して分かったのは、原因が業種ではなかったということです。

工場だから人間関係が悪いのではありません。

理不尽な人を放置する職場の人間関係が悪いのです。


放置されれば、その人のやり方が正解になってしまいます。
逆に、そういう行動を止める人が一人でも上にいる職場は、驚くほど穏やかです。

この違いは、外から見ても分かりません。
求人票にも書いてありません。
だからこそ、見分け方を知っておく価値があります。

記事の後半で書きます。

同じ製造の仕事でも、職場が変われば人も空気も変わります。

今すぐ動く必要はありませんが、どんな選択肢があるのかを知っておくだけで、明日からの気持ちは変わります。

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ろくなやつがいないと思っていても、理不尽な人とは戦わなくていい

落とし穴とバツ印の標識を避けながら、朝日の差す道を走っていく作業服の男性のイラスト

異動できるまでのあいだ、自分がどうすればよかったのか。

今なら分かることを書きます。

先に言っておくと、相手と正面から戦うのはおすすめしません

勝っても職場に居づらくなるだけだからです。

口約束は記録に残す

一番効くのはこれです。

シフトの交代、頼まれごと、約束。
誰が、いつ、何を言ったかをスマホのメモに一行残しておくだけで、後から「そんなこと言っていない」が通用しなくなります。

見せる必要すらありません。
記録があるという事実が、自分の側の落ち着きを作ります。

当時の自分がこれをやっていれば、あの休日出勤は防げました。

やり方は簡単です。
頼まれたその日のうちに、「〇月〇日 △△さんから休日出勤の交代を依頼。次回は代わってもらう約束」と一行打つだけ。

時間は10秒もかかりません。

争うための道具ではなく、自分の記憶を守るための保険だと思ってください。

必要以上に関わらない

若い頃の自分は、あまり賢い立ち回りができませんでした。

いわゆる世渡り上手ではなかったと思います。

正しいことは正しい。
おかしいことはおかしい。

そう思ったら、そのまま受け止めてしまう。

真正面から受けて、勝手に消耗していました。

10年以上工場で働いて、今は考え方が変わりました。

職場の人間関係は、全部まともに受け止めなくていいのです。

今は、仕事に必要なことだけ話して、必要以上には関わらないようにしています。

休憩室の陰口にも加わりません。

冷たいのではなく、距離のとり方を覚えただけです。

陰口の輪に入らないでいると、最初は少し浮きます。

それでも数か月経てば、誰も気にしなくなります。

むしろ「あの人は言いふらさない」と思われるほうが、現場では長く働きやすいと感じています。

相手を変えようとしない

これも遠回りして学びました。

理不尽な人に「それはおかしい」と伝えて、直った人を自分は見たことがありません。

変わるとしたら、その人の上に立つ誰かが止めたときだけです。

自分が変えられるのは、相手ではなく自分の関わり方と、自分がいる場所のほうです。

異動できる先を調べておく

すぐに転職しなくてもかまいません。

ただ、逃げ道を知っているかどうかで、心の余裕はまるで違います

社内にどんな部署があるのか。

異動の希望はいつ出せるのか。

まずそこからでいいと思います。

同時に、外にどんな求人があるのかを眺めておくだけでも、「ここしかない」という思い込みが解けます。

「ろくなやつがいない」と思い続けるくらいなら、職場を変えていい

同じような工場を渡り歩く自分を思い浮かべながら、メモ帳を前に次の職場を考える作業服の男性のイラスト

10年我慢しました。でも、今なら同じ選択はしません

自分は、職場の人間関係に不満があっても10年くらい我慢しました。

当時は若かったですし、今ほど世渡りもうまくありませんでした。

仕事なんだから、人間関係くらい我慢するもの。

そう思っていました。

でも、今振り返ると少し違います。

我慢することと、耐え続けることは別です。

数か月なら我慢でしょう。
何年も同じ人に消耗させられているなら、それは我慢ではなく、ただ削られているだけです。

10年は長すぎました。日数にすると3,600日以上です。

あの時間に得たものがゼロだとは言いません。

それでも、もっと早く動いていれば、と思うことはあります。

ここまで我慢したんだから、今さら辞められない。

そう思うかもしれません。
自分もそう考えていました。

でも、順番が逆です。

10年続けられたのなら、その力は次の職場でも使えます。

これまでに耐えた時間は、この職場に居続ける理由にはなりません。

でも、辞めたら逃げたことになりませんか??

合わない場所から離れるのは、逃げではなく選び直しです。
10年かけてそれを学びました

心が病む前に動いたほうがいい理由

人間関係のストレスは、ゆっくり効いてきます。

最初は「嫌な人がいるな」で済みます。

そのうち出勤前に憂うつになり、休みの日まで職場のことを考えるようになる。

眠れなくなったら、もう限界のサインです。

そこまで行ってから動くと、選択肢が減ります。

体力と気力が残っているうちのほうが、次の職場は選びやすいのです。

限界まで来ると、「どこでもいいから今すぐ辞めたい」になります。

その状態で決めた転職先は、たいてい同じ失敗を繰り返します。

まだ余裕があるうちに次を見ておくほうが、結果として遠回りになりません。

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「工場にはろくなやつがいない」と思ったら、次の職場の選び方を変える

ひらめいた表情の作業服の男性と、チェックリスト・階段を上る人・握手の3つのアイコンが並ぶイラスト

給料や勤務地で選ぶのが普通だと思われがちです。

人間関係を条件の上位に置いてもかまいません

実際、それで辞める人が一番多いのですから。

ここで一度、自分がどの状態なのかを分けてみてください。

今の気持ち向いている動き方
工場の仕事自体は嫌いじゃない。
人が無理
同じ製造の仕事で、職場だけ変える
仕事内容ごと変えたい。
工場から離れたい
異業種も含めて転職を考える
もう明日行くのもしんどい無理に自力で辞めようとしない

まともな人がいる職場に共通する4つのサイン

前の職場と異動先を比べて、はっきり違ったところを挙げます。

求人票には書いていないので、見学と面接で自分の目で確かめるしかありません。

見るところまともな職場危ない職場
ミスが起きたときどこで止められたかを確認する誰のせいかを先に決める
新人・派遣への接し方社員と同じように説明する呼び方や態度があからさまに違う
指示の出し方普通の声で伝える怒鳴り声が日常になっている
休憩室の会話仕事や世間話が中心その場にいない人の話が多い

見学のとき、案内してくれる人だけを見ても分かりません。

すれ違う社員同士がどう話しているかを見てください。

3分もあれば空気は伝わってきます。

面接で聞くなら、こういう質問が答えにくくて有効です。

  • この職場で一番長く働いている方は何年目ですか?
  • 直近1年で入った方は、今も続いていますか?
  • 現場の班長はどんな方ですか?

すらすら具体的に答えてくれるなら、人の入れ替わりを把握している職場です。

言葉を濁されたら、そこは覚えておいて損はありません。

面接で人間関係のことなんて聞いたら、印象が悪くなりませんか??

『人間関係はどうですか』だと答えにくいですが、『定着率』や『班長はどんな方か』なら、普通の質問として受け取ってもらえます

① 工場は嫌いじゃない〜人が無理な場合〜

この場合、業種ごと変えるのはもったいないです。

10年やってきた現場の勘は、他の工場でもそのまま使えます。

同じ製造職で職場だけ変えるほうが、給料を落とさずに済むことが多いはずです。

見分けるポイントは3つあります。

  • 見学のとき、社員同士がどう話しているか。指示が怒鳴り声になっていないか
  • 面接で「離職率」や「入った人がどのくらい続くか」を聞いたときの反応
  • 派遣や新人への接し方。ここに職場の本性が出ます

工場求人に特化したサイトなら、こうした現場の情報を持っている担当者がいます。

自分から「人間関係の良い職場がいいです」と伝えて問題ありません。

抽象的すぎると思うなら、「新人の定着率が高いところ」「班長がどんな人か分かるところ」と言い換えると伝わりやすくなります。

工場・製造業に絞って探せるサービスは、製造業・工場に強い転職エージェント・求人サイト5選で条件ごとに比較しています。

工場特化か総合か、サポートがあるかないかで向き不向きが変わります。

② 工場そのものを辞めたい場合

人ではなく、仕事内容も含めて限界なら、異業種も視野に入れたほうがいいと思います。

このとき自分ひとりで求人サイトを眺めても、工場勤務の経験が他の業界でどう評価されるのかは分かりません。

自分も最初はそこでつまずきました。

転職エージェントに登録しておくと、自分の経歴が外からどう見えるのかを教えてもらえます。

すぐ転職する気がなくてもかまいません。

市場価値を知るだけでも、今の職場に対する見方が変わります。

ここで勘違いしやすいのが、勤続年数です。

10年続けたことも多少は見てもらえますが、評価されるのは年数より実績のほうだと感じています。

たとえば、こういうものです。

  • 新人を何人育てたか
  • 生産性を前年より何パーセント上げたか
  • 品質不良の発生を何パーセント減らしたか

工場の中にいると、自分のやってきたことを数字で語る習慣がありません。

「普通に働いてきただけ」で終わってしまいます。

でも、担当したラインの不良率を下げたのなら、それは立派な実績です。

ここで大事なのは、いくつも登録しないことです。

比較サイトを見ていると5社も6社も出てきますが、選択肢が多いほど人は決められなくなります。

結局どこにも登録しないまま終わるのが、一番もったいない。

まずは1社だけでかまいません。

合わなければ変えればいいだけです。

登録は無料で、途中でやめても費用はかかりません。

面談では「今すぐ転職する気はありません。まず市場価値を知りたいです」と最初に伝えてください。

急かされにくくなります。

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③ もう明日行くのもしんどい場合

ここまで来ていたら、順番が違います。

まず離れることを考えてください。

引き止めが怖い、言い出せない、顔を合わせたくない。

そういう状態なら、退職の手続きを代わりに進めてもらう方法もあります。

自分で伝えられるなら、それが一番お金もかかりません。

ただ、退職を切り出したあとの数週間が地獄になる職場もあります。

もう眠れていない、朝になると体が動かない。

そこまで来ているなら、費用を払ってでも早く離れたほうがいい場面はあります

無理をして体を壊してからでは、転職どころではなくなります。

自分で言い出せない場合は、退職の手続きを代行してもらうサービスもあります。

費用はかかりますが、体を壊す前に離れるための手段のひとつです。

相談は無料のところが多いので、まず聞いてみるだけでもかまいません。
料金と流れは退職代行ニコイチの公式サイトで確認できます。

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よくある質問

よくある質問に答える男性のイラスト

工場は本当に「ろくなやつ」が多いのですか?

工場だから多いという話ではないと感じています。

記録が残らない口約束の文化と、理不尽な人を放置する職場が重なると、そういう人が目立ちやすくなります。

同じ製造業でも、職場が変われば印象はまったく違いました。

人間関係が理由で辞めるのは甘えですか?

人間関係を理由に辞める人は、どの業界にも一定数います。

数か月の我慢と、何年も削られ続けるのは別の話です。

自分が続けられるかどうかで判断していいと思います。

我慢していれば、そのうち慣れますか?

作業には慣れますが人には慣れません。

自分は10年かけて、慣れないことのほうが多いと知りました。

距離を取る技術は身につきましたが、それは慣れとは違います。

陰口や犯人探しがある職場は、どう見分ければいいですか?

見学や面接で、社員同士の会話を聞いてみてください。

誰かの失敗を笑い話にしていないか、指示が怒鳴り声になっていないか。

新人や派遣への接し方に、その職場の本性が出ます。

転職エージェントには、人間関係が理由だと言っていいのですか?

そのまま伝えて問題ありません。

むしろ伝えたほうが、同じ失敗を避けられる求人を出してもらえます。

企業への伝え方は担当者が一緒に考えてくれるので、面接でそのまま言う必要はありません。

【まとめ】工場にろくなやつがいないのではなく、その職場に長くいすぎただけかもしれません

記事のまとめを示すイラスト。チェックリストが並ぶ道と腕を組む男性

工場にろくなやつがいないのではありません。

ろくでもない人が目立つ職場に長くいると、工場そのものが嫌になってきます。

自分は10年かけて、それを身をもって知りました。

異動した先では、仕事をしていれば公正に見てもらえました。

人として普通に扱ってもらえました。

同じ会社、同じ製造の現場で、です。

今すぐ辞める必要はありません。

まずは口約束を記録に残すこと、必要以上に関わらないこと。

そのうえで、外にどんな職場があるのかを眺めてみてください。

選択肢があると分かるだけで、明日の朝は少し軽くなります。

同じことで悩んでいる人に伝えたいのは、あなたの感じ方が間違っていないということです。

理不尽なものを理不尽だと感じるのは、まともな感覚です。

おかしいのは、それが通ってしまう職場のほうでした。

自分がおかしいわけでも、工場を選んだのが間違いだったわけでもありません。

合わなかったのは、あの職場です。

この記事は筆者の実体験および公開データをもとに執筆しています。
転職活動の結果は個人の状況により異なります。

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