夜、子どもが寝たあとのリビング。
「転職したい」と言うつもりで口を開いて、結局テレビの話をして終わる。
そんな夜が何回も続いていませんか?
反対されたらどうしよう。
「今より給料が下がったらどうするの」と言われたら、返す言葉がない。
転職を考える30代の妻子持ちにとって、いちばん高い壁は面接より家の中にあるのかもしれません。
自分は高卒で工場に入り、30代で2回の転職活動をしました。
2回とも、妻に反対されることはありませんでした。
1回目は準備なしで15社落ちましたが、その間も妻から何か言われたことはありません。
振り返ると、切り出す前に決めておいたことが、反対されなかった理由でした。

この記事では、自分が妻に転職を切り出したときのことと、嫁ブロックを防ぐために先に決めておいた3つのことをまとめました。
- 嫁ブロックが起きる本当の理由
- 妻に反対されなかった切り出し方
- 嫁ブロックを防ぐために先に決めておく3つのこと
- それでも反対されたときにできること

こうじ|高卒キャリア逆転
- 高卒で工場に就職し、現在も工場勤務10年以上
- 3交代勤務を10年以上続けています(1週間ごとに勤務帯が変わります)
- 「このまま工場で終わるのか」と思って、転職活動を始めました
- 結果は20社応募 → 内定2社
- メキシコの工場へ3年間の海外赴任。
スペイン語はゼロから6ヶ月で現場対応レベルに - 異動先で「仕事をしていれば公正に評価される職場もある」と分かったのが、一番大きかったです
妻に話す前に、今の経験でどんな求人があるのかを知っておくと、切り出すときの言葉に困りません。
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嫁ブロックの正体は生活が壊れる不安

嫁ブロックは、奥さんが夫の転職に反対して、転職活動や内定を止めてしまうことです。
反対する奥さんは、夫の挑戦が嫌いなわけではないと思います。
心配しているのは、転職そのものより、その先の生活です。
- 収入が下がらないか?
- 次が決まらないまま無職にならないか?
- 子どもの学費や家のお金はどうなるのか?
自分の家でも、転職を考えた理由はお金でした。
コロナで給料が6割まで減り、給料日前に口座の残高を見るのが怖かった時期があります。
家族を不安にさせていることが、いちばんつらかったです。
だから、妻の立場で考えると「生活は大丈夫なの?」という不安が出てくるのは当たり前でした。
嫁ブロックを防ぐには、説得より先に、この不安に答えを用意しておくことが大事です。

反対されるのが怖くて、まだ言えていません…



反対の正体は、たいてい生活の不安です。
話す前に、その不安への答えを用意しておくと切り出しやすくなります。
結婚してから2回転職した僕が語る「キャリアアップ最大の壁」。それは、 「嫁ブロック/夫ブロック」。あなた以上にあなたを知る人がいます。それが「家族」特に配偶者です。あなたの強みも弱みもふかーく理解していて、常にあなたの側でサポートしてくれる大切なひと。当然相手の意見やアドバイスは転職において貴重なものとなりますし、あなたの転職には「興味津々」でしょう。 そして最大の理解者だからこそ、自分だけで決めようとする転職を阻止しようとするのです。。。 1. 最高の転職とは? 転職を考えるとき、お金だけを追求することが最高の転職につながるわけではありません。年収が上がっても家族との時間を失ったり、体をこわすことだってあるからです。転職のゴールは「家族みんながハッピー」。仕事がうまく行っても家族が不幸なら働く意味はありませんよね。 仕事観や人生観を伝えた上で「良い転職」とは何か、家族にとってどのような条件が大切かわかると志望動機にも「厚み」が出ます。 年収の大幅アップを希望するとき、抽象的な言葉ではなく、家族を思い、具体的な目標を持っている人の言葉は説得力が生まれるんですよね。 例えば子供の教育に力を入れたい、親の介護に備えたい、投資余力を作りたいなど。 こうした「家族のニーズ」は強い動機になります。面接担当者の信頼を得ることに役立つでしょう。 2. 嫁ブロック/夫ブロックの原因 これはコミュニケーション不足が一番の原因です。 家族は運命共同体。あなたの収入に頼っている場合はことさらに。 たとえば、理論年収が上がったとしても翌月の給料が営業成績で大きく上下する条件であれば、毎月の収入を予測できず家族は心配します。「来月は給料が減るから旅行中止」「仕事が安定するまで子供の習い事を減らしてくれ」そんなセリフ言いたくないし聞きたくないですよね? 3. 嫁グロックを解除するには 嫁ブロック/夫ブロックは対話でしか解除できません。 リスクがあっても備えることができれば納得してくれるのです。 転職すると数ヶ月から年単位で生活に影響が出ますから、万が一に備えて半年分くらいの生活費を貯めておくなど、家計の安定を確保することが重要です。 家族の幸福を守るために「転職を考え始めたら即相談」が何より大切なんです。 4.まとめ 転職には慎重な計画と家族とのコミュニケーションが欠かせません。奥様のアドバイスを受け、家族の幸福と経済的な安定を考えた転職活動が成功への道です。 家族は支えであり、夢と希望と危険を共有する同じ船のクルー。一緒に冒険を楽しみましょう✨
— くまた (@kumata_jpn) September 24, 2023
嫁ブロックされなかった自分の切り出し方
自分が妻に話したのは、1回目の転職活動を始める前でした。
夜、子どもが寝たあとに「転職を考えてる」と伝えました。
特別な準備をしたわけではありません。
ただ、応募を始めてから言うのではなく、動く前に言うことだけは決めていました。
内緒で動いて、あとから知られるのがいちばんよくないと思っていたからです。
決まってから「実は」と言われたら、自分が妻の立場でも、相談してくれなかったことに引っかかると思います。
2回目の転職活動のときも、同じように始める前に伝えました。



内定が出てから言ったほうが、話が早いと思っていました



決まってから言うと、内容より『相談されなかったこと』が引っかかります。
自分は動く前に言いました。
妻が転職に賛成した理由
妻は、1回目も2回目も賛成してくれました。
いちばん大きかったのは、今の職場の厳しさを妻も分かっていたことです。
給料や働き方のことは、普段から家でも話していました。
「このままでいいのかな」という空気は、自分だけでなく家族の中にもあったのだと思います。
逆に言えば、職場のことを家で何も話していない人ほど、急に「転職したい」と言われた奥さんは驚くはずです。
いきなり結論から話すより、今の職場で何に困っているのかを、普段から少しずつ話しておくほうが、切り出したときに伝わりやすいと感じます。
給料が上がらない職場かどうかを見分ける方法は、【給料が上がらない会社の見分け方】工場10年の本音にまとめています。
嫁ブロックを防ぐために先に決めておく3つのこと


切り出す前に、自分が決めていたことは3つです。
在職中に動いて失敗しても今の会社に残れるようにする
妻にいちばんはっきり伝えたのは、「在職中に転職活動をするから、失敗しても今の会社に残れる」ということでした。
慌てて辞めてから探すと、次が決まるまで収入がなくなります。
今後の生活が不安になりますし、もし妻に同じことをされたら、自分も生活が心配になります。
在職中の転職活動のほうが無難です。
交代勤務をしながら在職中に動いた方法は、【在職中の転職活動は交代勤務でもできる】夜勤明けを使った方法に書いています。
年収を下げてまで転職しない線を決める
家族の生活を良くしたくて転職するのに、収入が下がったら本末転倒です。
自分は、年収を下げてまで転職するつもりはありませんでした。
この線を自分の中で決めておくと、妻に「下がったらどうするの」と聞かれても答えられます。
応募する会社を選ぶ基準にもなりました。
年収を上げる転職の考え方は、【年収アップ転職は業界を変える】工場勤務から手取り200万UPにまとめています。
心配事はその都度何でも聞いてほしいと伝える
もう1つ、妻には「家族の心配事があれば、その都度何でも聞いてほしい」と伝えていました。
転職活動は、一度話して終わりではありません。
面接に行く日、落ちた日、待遇の話が出た日。
そのたびに、妻の中にも小さな不安が出てくるはずです。
聞いていいと言われていれば、不安をため込まずに済みます。



一度話したら、あとは結果だけ報告すればいいと思っていました



途中の不安を聞ける状態にしておくと、反対に変わる前に話し合えます。
年収を下げない線を決めるには、今の経験でどのくらいの求人があるかを知っておくと話が早いです。
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15社落ちても妻に何も言われなかった理由


1回目の転職活動では、準備なしで応募して15社全部落ちました。
それでも、妻から何か言われたことはありません。
理由は、在職中で生活が守られていたからだと思います。
落ちても給料は変わらず入ってきますし、家族の暮らしは何も変わりません。
妻が心配する理由が、そもそもありませんでした。
もし会社を辞めてから活動していたら、1社落ちるたびに家の空気は重くなっていたはずです。
15社落ちた時点で、「もうやめて」と言われていてもおかしくありません。
嫁ブロックを防いだのは、上手な説得ではなく、生活を守ったまま動いたことでした。
15社落ちたあとに、どうやって動き直したかは、【転職が怖い】高卒で15社落ちた自分が怖さを減らした3つのことに書いています。
それでも妻に反対されたときにできること
自分は妻に反対されたことがないので、ここは体験ではありません。
反対されたら自分ならこうする、という考えとして読んでください。
何が不安なのかを聞く
「反対」とひとことで言っても、中身は人によって違います。
収入なのか、勤務地なのか、転職すること自体が怖いのか。
先に何が不安なのかを聞かないと、答える場所を間違えてしまいます。
数字で見せる
「大丈夫だから」と言われても、奥さんは安心できません。
今の手取り、応募先の年収、在職中に動くので収入は途切れないこと。
数字で見せると、話が気持ちのぶつけ合いになりにくいです。
期限を決める
「いつまでに決まらなければ、今の会社に残る」と期限を決めておくと、奥さんも先が見えます。
終わりの見えない転職活動ほど、家族にとって不安なものはありません。



説得しようとすると、だいたいケンカになります



説得より、何が不安なのかを先に聞くほうが近道だと思います。
嫁ブロックについてよくある質問


【まとめ】嫁ブロックは話す前の準備で防げる


嫁ブロックの正体は、転職への反対というより、生活が壊れることへの不安です。
自分が2回とも妻に反対されなかったのは、話す前にこの3つを決めていたからでした。
- 在職中に動いて、失敗しても今の会社に残れるようにする
- 年収を下げてまで転職しない線を決める
- 心配事はその都度何でも聞いてほしいと伝える
切り出すのは、動き出す前の夜で十分です。
年収を下げない線を決めるために、まずは今の経験でどんな求人があるのかを知るところから始めてみてください。
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