製造業の年収は低いと聞いて、自分の給料明細を見直したことはありませんか?
- 残業も夜勤もしているのに、思ったほど残らない…
- ネットで平均年収を見ると、なぜか自分より高い…
製造業の年収は、平均で見ると低くありません。
低いと感じるのは、年収の中身が基本給ではなく手当に支えられているからです。
自分は高卒で工場に入り、3交代を10年以上経験しました。
転職したあとの今の年収は650万円くらいです。
数字だけ見れば平均より上ですが、手取りの2割ほどは手当で、手当を引くとかなり低いと感じています。
年収の中身が分かれば、製造業のまま上げるか転職で上げるかを、自分の条件で選べるようになります。

こうじ|高卒キャリア逆転
- 高卒で工場に就職し、現在も工場勤務10年以上
- 3交代勤務を10年以上続けています(1週間ごとに勤務帯が変わります)
- 「このまま工場で終わるのか」と思って、転職活動を始めました
- 結果は20社応募 → 内定2社
- メキシコの工場へ3年間の海外赴任。
スペイン語はゼロから6ヶ月で現場対応レベルに - 異動先で「仕事をしていれば公正に評価される職場もある」と分かったのが、一番大きかったです
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- 製造業の年収が平均では低くない根拠
- それでも製造業の年収が低いと言われる4つの理由
- 年収650万円でも手当を引くと低いと感じた実例
- 製造業で年収を上げる方法
【結論】製造業の年収が低いと言われるのは平均ではなく中身の問題

製造業の年収は、平均で見ると低くありません。
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて働いた人の平均給与は、製造業が533.2万円です。全業種の平均は459.5万円なので、製造業のほうが70万円ほど高くなっています。
それでも「製造業の年収は低い」と言われ続けています。
理由は、年収の中身にあります。
同じ年収でも、基本給で稼いでいる人と残業代や夜勤手当で積み上げている人とでは、安定感がまるで違います。製造業は後者になりやすい業界です。

平均より上と言われても、全然そんな実感がないんですが…



自分も年収だけ見れば平均より上です。
でも明細から手当を抜くと、一気に心細い金額になります。
実感がないのは、たぶんそこです
製造業の年収が低いと言われる4つの理由


製造業の年収が低いと言われる理由を、公的な統計と自分の経験から4つに分けます。
基本給が他の業界より低い
残業代や賞与を含まない月の給料で比べると、製造業は高くありません。
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」では、この月給が製造業は31.86万円です。
金融業・保険業は41.06万円、情報通信業は39.10万円でした。
年収の平均では上なのに、基本の月給では下。
この差が「製造業の年収は低い」という感覚につながっています。
残業代や夜勤手当に年収が支えられている
基本給が低いぶん、残業や夜勤の手当で年収を積み上げている人が多いのが製造業です。
自分の場合も、手取りの2割ほどが手当です。
手当は働いた時間の対価なので、残業が減ったり夜勤から外れたりすると、そのまま年収が下がります。
年収が高く見えても、手当を引くと低いと感じるのはこのためです。
学歴によって年収に差がつく
製造業の現場には高卒の人が多くいます。
同じ「令和6年賃金構造基本統計調査」で男性の月給を見ると、高卒は31.32万円、大卒は41.77万円です。
30〜34歳では高卒28.05万円に対して大卒34.05万円、50〜54歳では高卒36.28万円に対して大卒52.16万円と、年齢が上がるほど差が広がります。
製造業の平均年収には、大卒の技術職や管理職も含まれます。
高卒で現場にいる人ほど、平均との差を感じやすくなります。
会社の規模や工場によって年収が大きく変わる
製造業とひとくくりにしても、大手メーカーと中小の工場では、賞与や手当の出方がかなり違います。
同じ仕事内容でも、工場を変えただけで年収が変わることは珍しくありません。
平均だけを見て自分と比べても、実感が合わないのはこのためです。
年収650万円でも製造業の年収が低いと感じる給料明細の中身


ここからは、自分の給料で説明します。
転職したあとの今の年収は650万円くらいです。
国税庁の統計で製造業の男性の平均給与は613.8万円なので、数字だけ見ればそれより上です。
それでも、低いと感じることがあります。
手取りのうち、2割ほどが手当だからです。
給料明細から手当の分を引いてみると、残る金額はかなり低いと感じます。
年収650万円という数字と、基本の給料で暮らせる金額には、思っている以上の差がありました。
製造業の年収が低いかどうかは、年収の総額ではなく、手当を引いた金額で見たほうが実態に近い。
自分はそう考えています。



自分の明細も、手当を引いたらいくらになるか怖いです…



一度計算しておくと、動く理由がはっきりします。
怖いのは金額そのものより、知らないまま手当に頼り続けることです
手当を引いた金額を計算する方法
自分の年収の中身を知るには、給料明細を1枚用意するだけで十分です。
- 総支給額から、残業代・夜勤手当・交代手当など、働いた時間で変わる手当を全部引く
- 残った金額が、手当がなくなったときのおおよその月給
- その金額で毎月の生活費が回るかを確かめる
この金額が低いと感じるなら、年収を上げる方法を考えるタイミングです。
製造業のまま年収を上げる方法


製造業の年収が低いと感じても、業界を出るだけが答えではありません。
資格手当を積み上げる
資格手当は、残業や夜勤と違って、働く時間に左右されにくい収入です。
会社によって対象の資格や金額は違うので、まず自分の会社の手当の一覧を確認してください。
役割を上げて基本給を上げる
リーダーや班長など、任される役割が上がると基本給が上がる会社は多いです。
手当ではなく基本給が上がれば、残業や夜勤が減っても年収は落ちにくくなります。
基本給が高い工場へ移る
同じ製造業でも、会社や工場によって基本給や賞与の出方はかなり違います。
今の工場の年収が低いと感じるなら、求人票で「基本給」と「手当」を分けて比べてみてください。
総額が同じでも、基本給の高い求人のほうが年収は安定します。
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製造業から転職して年収を上げる方法


製造業の中で上げるのが難しいと感じたら、工場の経験を活かして別の仕事へ移る道もあります。
自分も転職を経験しています。
そのとき分かったのは、工場での経験は、書き方しだいでちゃんと評価されるということでした。
いきなり辞める必要はありません。
自分の経験でどんな求人があり、どのくらいの年収が出るのか。
在職中のまま確かめておくと判断材料になります。
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製造業の年収が低いと感じる人からよくある質問


【まとめ】製造業の年収が低いかどうかは手当を引いた金額で決まる


製造業の年収は、平均で見ると低くありません。
国税庁の統計では、全業種の平均より70万円ほど高い業界です。
それでも低いと言われるのは、基本給が低く、残業代や夜勤手当に年収が支えられているからです。
自分も年収650万円くらいですが、手取りの2割ほどが手当で、手当を引くとかなり低いと感じています。
まずは給料明細から手当を引いて、自分の本当の給料を確かめてください。
そのうえで、製造業のまま上げるか転職で上げるかを選べば大丈夫です。
資格や役割、工場の選び方で、打てる手はあります。


【出典】
この記事は筆者の実体験と公的統計をもとに執筆しています。










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