スペイン語が話せないまま赴任が決まりました。
中南米への赴任が内定した日、まず思ったのは「どこから始めればいいんだ」でした。
英語もろくに話せないのに、スペイン語なんて学校でやったこともない。
六法全書みたいな参考書を本屋で眺めて、そっと棚に戻しました。
それでも赴任まで6ヶ月あった。
結論から言うと、6ヶ月で「現場のコミュニケーションが最低限できるレベル」には到達できました。
ペラペラではない。
でも製造ラインで日常的に使う言葉は通じるし、トラブルが起きたときに状況を確認できる程度にはなれました。
何をどの順番でやったか、全部書きます。
- スペイン語ゼロからの現実的な準備の進め方
- 工場現場で実際に使う表現の覚え方
- オンラインレッスンを始めるタイミングと選び方
- 赴任後に「やっておいてよかった」と感じたこと

スペイン語ゼロで赴任って、正直無謀じゃないですか?



現場では『完璧な語学』より『現場の言葉だけ知っている人』の方が動けます。
範囲を絞れば6ヶ月で充分、形になります
【結論】赴任前6ヶ月でやってよかったこと3つ


① 「現場の言葉」だけに絞って覚えた
文法より先に、工場で毎日使う言葉100語を覚えました。
「OK」「NG」「もう一度」「確認する」「異常あり」「停止してください」。
この範囲に絞ったことで、最初の1ヶ月で現場の基本会話がかなり動けるようになりました。
② アプリとオンラインレッスンを組み合わせた
毎朝の隙間時間にアプリで単語を入れ、週2〜3回のオンラインレッスンで実際に口を動かす練習をしました。
アプリだけでは「読める・聴けるけど話せない」状態になります。
口に出す練習は別途必要です。
③ 「間違えてもいい」と決めた
完璧に話そうとすると口が動きません。
現地スタッフは日本人がスペイン語を話そうとしていること自体を好意的に受け取ってくれます。
伝わらなければ図や数字で補う、くらいの気持ちで臨んだ方がうまくいきます。
工場勤務から海外赴任になれた理由【高卒・30代が振り返って気づいたこと】


赴任が決まってから最初の1ヶ月でやったこと


「現場スペイン語100語」を先に作った
まず参考書を全部無視しました。
「挨拶から始めましょう」「動詞の活用を覚えましょう」ではなく、最初にやったのは「自分の仕事で毎日使う言葉を書き出す」作業です。
工場の現場でよく使う言葉を日本語でリストアップして、一つずつスペイン語に変換しました。
製造現場でよく使うスペイン語(一部)
| 日本語 | スペイン語 | 発音のめやす |
|---|---|---|
| OK・問題なし | Bien / Sin problema | ビエン/シン・プロブレマ |
| NG・不良 | Mal / Defecto | マル/デフェクト |
| 確認する | Verificar | ベリフィカール |
| 停止してください | Por favor, parar | ポル・ファボール、パラール |
| もう一度 | Otra vez | オトラ・ベス |
| 危険 | Peligro | ペリグロ |
| 数量 | Cantidad | カンティダー |
| 検査 | Inspección | インスペクシオン |
| 不良率 | Tasa de defectos | タサ・デ・デフェクトス |
| 次のロット | Siguiente lote | シギエンテ・ロテ |
このリストを自分で作ること自体が勉強になります。
意味を考えながら変換するので、ただ単語帳を見るより記憶に残ります。
アプリで毎朝15分だけ続けた
現場語彙を押さえた後、アプリで補いました。使ったのはDuolingoとAnkiの2つです。
Duolingoは「継続させる仕組み」が優秀で、朝起きたらまず開く習慣がついた。
ゲーム感覚で進められるので、語学に苦手意識がある自分でも続きました。
Ankiはフラッシュカード型のアプリで、自分で作った「現場語彙100語リスト」をそのまま登録して使いました。繰り返し間隔を自動で調整してくれるので、覚えかけた単語が消える前にもう一回出てくる仕組みです。
合計15〜20分、朝だけ。
これを1ヶ月続けると、基礎の単語はかなり定着します。
2ヶ月目から始めたオンラインレッスン


1ヶ月で単語は入ってきたけど、口が全然動かない。
「Verificar」の意味はわかる、でも実際に現地スタッフに言おうとするとフリーズする。
このままでは赴任しても何もしゃべれないと気づいて、オンラインレッスンを始めました。
なぜ2ヶ月目からにしたか
最初からオンラインレッスンを始めると「ゼロ語彙状態でネイティブ講師と向き合う」ことになります。
会話が成立しないので焦るし、毎回「わかりません」「もう一度」だけで終わる。最低限の単語を入れてからレッスンを始めた方が、会話の練習として成立します。
自分の場合は1ヶ月でアプリと語彙リストを固めて、2ヶ月目からレッスンに移りました。
講師の選び方で大事だと感じたこと
オンラインスペイン語レッスンは選択肢が多い。
最初に迷ったのが「ネイティブ講師かどうか」でした。
結論は、最初は「日本語で説明してくれる講師」の方が効率がいいです。
ネイティブ講師とのレッスンは確かに本物の環境に近い。
でも初心者が「なぜこういう言い方をするか」を理解するには、日本語で補足してもらえる方がずっと速く進みます。
中級以降でネイティブ講師に切り替えるのが現実的なルートでした。



週に何回くらい受ければいいの?



自分は週2〜3回で、1回25分のレッスンにしていました。
毎日やれれば理想ですが、工場勤務で夜勤もある中でそれは無理でした。
週2回でも3〜4ヶ月続けると話せる感覚はかなり変わります
赴任後に実感した「やっておいてよかったこと」


現場の言葉が先に入っていたのは正解だった
赴任初日から製造ラインに入りました。
挨拶もままならない段階でも「Defecto(不良)」「Verificar(確認)」「Parar(停止)」が口から出た瞬間、現地スタッフの表情が変わりました。
語学の流暢さより、現場の言葉を知っているかどうかの方が最初は大事でした。
「聴こえる範囲」が広がっていた
赴任前に単語を詰め込んだ効果は、話すより「聴く」面で出ました。
スタッフ同士の会話の中に知っている単語が拾えると、何についての話かが掴めます。
完全には理解できなくても「品質の話をしている」「数量で揉めている」程度はわかる。
これが現場での判断スピードに直結しました。
数字と図は最強の補助ツール
スペイン語が出てこない場面は毎日あります。
そういうときは紙に数字と図を書く。
「この比率で混ぜる」「ここからここまでの寸法」「このロットから不良が増えた」。
言葉より図の方が正確に伝わる場面も多く、工場勤務の経験がここで活きました。
逆に後悔したこと


リスニングの練習が足りなかった
話す練習はオンラインレッスンでやったけど、「スペイン語を聴き続ける」訓練が少なかった。
現地のスタッフは早口で話すし、地域特有のなまりがあります。
YouTubeでスペイン語の動画を流し続けるだけでも、耳が慣れる速度はかなり変わったと思います。
敬語・丁寧表現を学んでおけばよかった
製造現場の言葉は覚えたけど、上司や取引先との会話では丁寧な表現が必要になります。
現場語彙と並行して、最低限のビジネス表現も準備しておけばよかったと感じています。



英語もスペイン語も両方やるのはさすがに無理では?



自分はスペイン語に絞りました。赴任先が中南米なので英語より先にスペイン語が必要でした。英語も伸ばしたい人は→」
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よくある質問


【まとめ】スペイン語は「現場の言葉から」入るのが一番早い


海外赴任が決まったとき、語学の壁は想像以上に高く感じます。
でも工場の現場に限れば、使う言葉の範囲は案外狭い。
現場語彙100語→アプリで毎朝積み上げ→オンラインレッスンで口を動かす。
この順番で6ヶ月やれば、赴任初日から現場で動ける状態になれます。
語学は完璧を目指さなくていい。
現場で起きていることを「伝える・確認する」ができれば十分前に進めます。
この記事は筆者の実体験をもとに執筆しています。
語学習得のペースや効果は個人差があります。
赴任先・業種によって必要な言語・レベルは異なります。



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