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製造業はやめとけ?10年いて当たっていたのは1つだけ

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「製造業 やめとけ」で検索すると、ほとんどの記事が同じ結論に着地します。

やめとけと言われるけれど、実は選び方次第です。

私は工場に10年以上いて、3交代勤務を10年続けています。今も辞めていません。

やめとけと言われる理由のうち、1つだけ本当に当たっています。

残りは職場によるか、そもそも誤解です。

この記事では5つの理由を1つずつ実感と突き合わせて、当たっているものと外れているものを分けます。

この記事を書いた人
ブログ運営者こうじのプロフィール画像(工場勤務の作業服)

こうじ|高卒キャリア逆転

  • 高卒で工場に就職し、現在も工場勤務10年以上
  • 3交代勤務を10年以上続けています(1週間ごとに勤務帯が変わります)
  • 「このまま工場で終わるのか」と思って、転職活動を始めました
  • 結果は20社応募 → 内定2社
  • メキシコの工場へ3年間の海外赴任。
    スペイン語はゼロから6ヶ月で現場対応レベルに
  • 異動先で「仕事をしていれば公正に評価される職場もある」と分かったのが、一番大きかったです


→ 詳しいプロフィール

体力に期限があるなら、夜勤のない工場や条件のいい工場に移るのも1つの準備です。いま辞めなくても、求人の条件を見ておくだけで比べる材料になります。


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目次

「製造業はやめとけ」で当たっているのは1つだけ

肩・腰・脚に痛みや疲れを感じている作業服の男性

当たっているのは体力に期限があることです。

夜勤も立ち仕事も、20代のうちは何とかなります。

40代、50代で同じ働き方が続けられるかというと、続かない人のほうが多いです。私の職場でもそうでした。

これは職場を変えても解決しません。製造業の現場という働き方そのものに付いてくるものだからです。

ただ、ここから「だから辞めろ」にはなりません。

「辞めるかどうか」ではなく「準備するかどうか」の話になります。

製造業がやめとけと言われる5つの理由と、10年いた実感

ライン作業中に長時間労働と夜勤の負担を感じている作業服の男性

よく挙がる5つを、当たっているかどうかで分けます。

①夜勤と交代勤務がきつい

私は1週間ごとに勤務帯が変わる3交代を10年続けています。

慣れるかと聞かれたら、慣れません。

体が慣れたと感じる時期はありますが、年を追うごとに戻りが遅くなります。

これが後で書く「期限」の正体です。

②給料が上がりにくい

夜勤手当と残業でそれなりの額にはなります。

ただ、それは働いた時間に対する対価であって、基本給が上がっているわけではありません。

時間を減らすと、そのまま収入が減ります。

もちろん上がる人もいます。資格を取って持ち場が変わった人、班長になった人。

ただ、黙って続けていれば上がる、ということはありませんでした。

③単純作業でスキルが身につかない

正確に言うと、条件付きで外れています。

理由は長くなるので、後で1つの章にしました。

④パワハラが多い

これは製造業の問題ではなく、その職場の問題です。

私は怒鳴り声が当たり前の職場にいましたが、同じ会社の別の工場に移ったら、誰も怒鳴っていませんでした。メキシコの工場でも同じでした。

製造業だからパワハラがある、ではありません。

荒れている職場が、たまたま製造業に多く残っているだけです。

⑤将来性がない

これは予想の話になるので、後の章に分けました。

製造業で本当にきついのは、体力に期限があること

5つのうち、私が本当に「やめとけと言われても仕方ない」と思うのはここだけです。

夜勤は、年を取るほど戻りが遅くなる

20代のころは、夜勤明けに寝て起きれば戻っていました。

いまは違います。

明けの日を1日つぶしても、まだ残ります。
同じ勤務をしているのに、回復にかかる時間だけが伸びていきます。

これは気合いでどうにかなる話ではありません。

定年まで同じ働き方を続けるのは、多くの人には無理

現場で50代、60代まで同じシフトを続けている人もいます。

ただ、多数派ではありません。

体を壊して日勤に移った人、部署を変わった人、辞めた人。

私が10年で見てきたのは、そういう人たちのほうが多かったです。

だから「辞める」ではなく「準備する」

ここが大事です。

体力に期限があるということは、いつか働き方を変える日が来るということです。

来ないかもしれない、ではありません。来る前提で考えたほうが安全です。

そして準備は、体力があるうちにしかできません。

限界が来てから動くと、選べる範囲が狭くなります。

「製造業は頭を使わない」は、考えようとしない人が多いだけ

いくつもの疑問符に囲まれて考え込む作業服の男性

ここが、この記事で一番書きたかったところです。

工場には、考えない人が確かに多い

まず認めます。言われたことだけをやって、それ以上は何も考えない人は、実際に多いです。

だから外から見ると「頭を使わない仕事」に見えます。半分は合っています。

ただ、それは仕事のせいではなく、人のせいです。

同じラインに立っていても、考えている人と考えていない人がいます。

「なぜこの手順なのか」を1つ考えるところから

私がやったのは、大したことではありません。

目の前の作業について「なぜこれをやる必要があるのか」を考えるようにしました。

それから「もっと早くできる方法はないか」を考えるようにしました。

たったこれだけです。ただ、これを続けるかどうかで差が出ます。

考え始めると、周りが見えて評価が変わる

1つの作業を考えるようになると、その前後の工程が気になり始めます。

前の工程がこうだから、ここで手間がかかっている。

それが分かると、話す相手が変わります。改善の提案ができるようになります。

そこまで来ると、周りの見る目が変わりました。「言われたことをやる人」から「考える人」になったからです。

製造業で考える力をつけると、将来の選び方まで変わる

収入・時間・気持ちのゆとりを取り戻して前向きになった作業服の男性

ここで終わりではありませんでした。

仕事の外でも考えるようになる

工場で考える癖がつくと、それが仕事の外にも出てきます。

自分はこのままでいいのか。何を準備しておくべきか。

どこに行きたいのか。深く考えられるようになったのは、工場で身についた癖のおかげだと思っています。

「製造業は頭を使わない」と言う人は、たぶんここまで来ていません。

私の場合は、海外赴任につながりました

考えるようになってから、社内で手を挙げる機会が増えました。

その延長で、メキシコの工場へ3年間の海外赴任が決まりました。

高卒で、特別な資格もなく、英語もできない状態からです。

スペイン語はゼロから6ヶ月で現場対応レベルまで持っていきました。

工場にいたから行けたのか、考えるようになったから行けたのかは分かりません。

ただ、言われたことだけをやっていたら、声はかからなかったとは思います。

製造業の手に職とAI代替について、いま予想できること

「職人技のニーズがない時代に、手に職はつくのか」という不安をよく見かけます。

ここから先は実感ではなく予想です。そのつもりで読んでください。

自動化できる作業から置き換わっていく

決まった手順を繰り返す作業ほど、機械やAIに置き換えやすいはずです。

私が10年でやってきた作業のなかにも、いま新しく作るならロボットにさせるだろうな、と思うものはあります。

代替できない技術は、逆に価値が上がると見ています

一方で、AIでは真似できない領域は残ると思っています。

微妙な調整、想定外への対応、機械が止まったときに原因を切り分ける力。

こういうものを持っている人は、むしろ数が減るぶん価値が上がるのではないかと見ています。

つまり「手に職がつくか」ではなく「どちらの側につくか」の問題です。

言われた作業だけをこなしていると置き換えられる側になり、考える習慣をつけると残る側に回りやすくなります。

さきほどの章とつながる話です。

製造業をやめとけと言われた人が、いま準備しておくこと

やることは1つだけです。

体力があるうちに、外の評価を知っておく

いまの自分が、よそでいくらの評価になるのか?

それを知っているかどうかで、限界が来たときの動き方が変わります。

いま辞める必要はありません。私も辞めていません。知っておくだけです。

在職中のまま相談だけできますし、無料です。

求人を見て「思ったより悪くない」と分かるだけでも、いまの職場での気持ちの持ち方が変わります。

年収がいくらになるかを聞くだけなら、いま動かなくてもできます。

外の評価を知る一番手軽な方法は、求人の条件を見ることです。同じ工場勤務でも、給料や勤務形態は会社によってかなり違います。


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製造業のやめとけについてよくある質問

よくある質問に答える男性のイラスト

製造業は何年くらい続けられますか?

人によります。私は10年続けていて、まだ続けています。

ただ、40代以降も同じシフトで働いている人は、私の職場では多数派ではありませんでした。

日勤に移るか、部署を変わるか、どこかで働き方を変える人がほとんどです。

女性でも製造業は続けられますか?

私は男性なので、当事者としては答えられません。

見てきた範囲で言うと、検査や組立の工程には女性が多く、長く続けている人もいました。

一方で、重量物を扱う持ち場は男性が多かったです。

工程によってかなり違うというのが正直なところです。

製造業から異業種に転職できますか?

私の周りにも出て行った人はいます。

ただ「工場しかやってこなかった」と自分で言ってしまうと、そこで止まります。

工程の理解、改善の経験、安全の意識。

言い方を変えれば伝わるものはあります。

大卒で製造業に入るのはもったいないですか?

もったいないかどうかは、そこで何をするかによると思います。

言われた作業だけをして10年過ごせば、たしかにもったいないです。

考える側に回れば、学歴に関係なく評価は付いてきます。

製造業で手に職はつきますか?

つく人とつかない人がいます。

同じ職場に10年いても、何も残らなかった人と、機械の癖まで分かるようになった人の両方を見ました。

時間ではなく、考えたかどうかで分かれていました。

【まとめ】製造業はやめとけではなく、期限がある仕事

記事のまとめを示すイラスト。チェックリストが並ぶ道と腕を組む男性

やめとけと言われる5つの理由のうち、本当に当たっているのは体力の期限だけでした。

給料は半分、パワハラは職場によるもの、スキルは条件付きで身につきます。

そして期限があるということは、辞めるべきという意味ではありません。

いつか働き方を変える日が来る、という意味です。

だから、いまやることは辞めることではなく、準備することです。

体力があるうちにしかできない準備が1つだけあります。

外の評価を知っておくこと。それだけです。

いまの職場を続けるにしても、外の相場を1回知っておくと判断が変わります。

いまの職場を続けるにしても、ほかの工場の条件を1回見ておくと判断が変わります。


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